“じゅし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
豎子65.0%
孺子12.5%
竪子5.0%
寿詞5.0%
樹脂2.5%
呪師2.5%
呪死2.5%
寿詩2.5%
樹姿2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
追従ついしょうを並べていないが、大塩中斎あたりが、雪はきよし聖君立旗の野、風はなまぐさ豎子じゅし山を走るの路なんぞとお太鼓を叩いているのが心外じゃ
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
里見の防禦使となって堂々対敵しても逃路に待ち伏せする野武士のような役目を振られて、シカモ首尾よく取り逃がして小水門目こみなとさかん孺子じゅしをして名を成さしめてる。
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
まさにこれ大飢饉さえも、尊王倒幕の別働隊たらんとす。「イザ叡山えいざんに紙旗押し立てん、千人の義兵あらば、竪子じゅしを倒すは眼前にり」と高山彦九を踴躍ようやくせしめたりしは、実にこの時にありとす。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
これは「ことほぎ」(言祝ことほぎ)で、言葉で以てぐの意であります。そこで祝言ほぎごとのことをば「寿詞じゅし」とも書いてあります。その言祝ことほぎをなす人を「ほかいびと」と云います。
それはすこぶる大きな軽金属製、あるいは樹脂じゅし製と見えるだだっ広い天井が、はてしも知れずひろがり続いているのだった。それはたいへんしっかりしたものに見えた。
怪星ガン (新字新仮名) / 海野十三(著)
(やはり、樹脂じゅし製らしい。しかしこんなに丈夫な樹脂にお目にかかるのははじめてだ)
怪星ガン (新字新仮名) / 海野十三(著)
顔の色まで変えて、彼女は彼の呪師じゅしめいた言を、そのからだから振り払うように抗議する。いかッてさえ見えるのだった。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
舌を噛んで星夜をねめつけながら呪死じゅしせんか。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「父の詩ですか。父の仁斎は、まだかつて、人のために寿詩じゅしを作ったことがないのに、十内どのには、よくよく歓びを共にしたものとみえまする。わたくしが、ぎんじてみましょうか」
地相ちそう岩脈がんみゃく山骨さんこつ樹姿じゅし、それらのものからよくると、どんなかくし道でもかならずわかるわけでございます。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)