“しゆせき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手跡50.0%
手蹟28.6%
酒席7.1%
手迹7.1%
首席7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
持ばふるへいでやりも同樣手跡しゆせきに於ては惡筆の上なしゆゑとんと其方は不得手ふえてなりと申に長兵衞は若々其樣に御卑下ごひげなされては御相談が出來ぬと云を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
もう一つ困つたことに、ガラツ八が穴の中から拾つた密書の手蹟しゆせきが、源助のでも、伊之助のでも、辰藏のでも、彌十のでも、小僧達のでもなかつたことです。
此處ここらのうまだつてろえ、博勞節ばくらうぶしかどつあきでやつたつくれえまやなか畜生ちきしやう身體からだゆさぶつて大騷おほさわぎだな」かれひとりで酒席しゆせきにぎはした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
つてればえんだなおとつゝあ、あらひまでもねえのにどうしたもんだ」酒席しゆせきあとておつぎはつぶやいた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
短册の手迹しゆせきを見るに、壽阿彌は能書であつた。字に媚嫵びぶの態があつて、老人の書らしくは見えない。壽の一字を署したのは壽阿彌の省略であらう。壽松の號は他に所見が無い。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
其頃岡崎から程近ほどちか黒谷くろたに寺中ぢちう一室ひとまを借りて自炊じすゐし、此処こヽから六条の本山ほんざんかよつて役僧やくそう首席しゆせきを勤めて居たが、亡くなつた道珍和上とも知合しりあひであつたし、う云ふ碩学せきがく本山ほんざんでもはばいた和上わじやう
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)