“しやうじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
障子84.4%
生死9.1%
精進1.3%
庄司1.3%
璋字1.3%
障紙1.3%
麞字1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かんがへてもたがい。風流人ふうりうじんだと、うぐひすのぞくにも行儀ぎやうぎがあらう。それいた、障子しやうじけたのでは、めじろがじつとしてようはずがない。
湯どうふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
うかすると夜間にこの界隈へ大通おほどほりから一歩迷ひ込んだ旅客りよかくの一人や二人が其儘そのまゝ生死しやうじ不明になつて仕舞しまふ例もあると云ふ。しかし其れは昔のことに違ひない。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
あとから聞くと、その人が精進しやうじホテルの支配人だとか持主だとかいふことであつた。山駕籠の婦人はその細君で、病氣のために東京とか甲府とかへつれて行くのだといふことであつた。
湖水めぐり (旧字旧仮名) / 野上豊一郎(著)
船津まで乘つて、都合に依つたら今日の内に西湖にしのうみ精進しやうじまでのさうといふ説も出たが、草鞋の手前もあるので(青楓君だけは靴)とにかく吉田から先は歩いて見ようといふことになつた。
湖水めぐり (旧字旧仮名) / 野上豊一郎(著)
自分の言ふだけのことを言ひのこして、振りきるやうに庄司しやうじの家を立出でました。錢形平次は、何にか思ふことがあつたらしく
裏鬼門の未申ひつじさるになんにも無いといふのは變だ、——といふので、江戸に吉原を開いた、庄司しやうじ甚内の子孫、庄司三郎兵衞といふ大金持が、目黒のお不動樣の近くに住んでゐるが
昔は姜度きやうとたんするや、李林甫りりんぼしゆ書を作つていはく、聞く、弄麞ろうしやうよろこびありと。客之を視て口をおほふ。蓋し林甫りんぽ璋字しやうじを誤つて、麞字しやうじを書せるを笑へるなり。
あまつさへ今迄の住居に比べて、こゝは蚊も少なく、余りにやかましかりし蛙の声もなく、畳もふすま障紙しやうじも壁も皆新しくて、庭には二百年も経ぬらしと思はるゝ伽羅きやらの樹あり。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
昔は姜度きやうとたんするや、李林甫りりんぼしゆ書を作つていはく、聞く、弄麞ろうしやうよろこびありと。客之を視て口をおほふ。蓋し林甫りんぽ璋字しやうじを誤つて、麞字しやうじを書せるを笑へるなり。