“しやうか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
商家35.0%
上下25.0%
唱歌15.0%
唱哥5.0%
娼家5.0%
松下5.0%
紫陽花5.0%
頌歌5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぐうせしことはなはだあつし小千谷をぢや北越ほくゑつ一市会いつしくわい商家しやうか鱗次りんじとして百物そなはらざることなし。うみる事わづかに七里ゆゑに魚類ぎよるゐとぼしからず。
思へば風前ふうぜんともしびに似たる平家の運命かな。一門上下しやうかはなひ、月にきやうじ、明日あすにもめなんず榮華の夢に、萬代よろづよかけて行末祝ふ、武運の程ぞ淺ましや。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
其所そこれい唱歌しやうか一件いつけんだがね、ぼく色々いろ/\かんがへたが今更いまさら唱歌しやうかにもおよぶまいとおもふのだ如何どうだらう。『ろ』で澤山たくさんじやアないか。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
その唱哥しやうかに 〽めでた/\の若松さまは枝も栄ゆる葉も茂る 〽さんやめでたい花水さんやせなにあびせんわがせな夫男
芝浦しばうらの月見も高輪たかなわ二十六夜待にじふろくやまちも既になき世の語草かたりぐさである。南品なんぴんの風流を伝へた楼台ろうだいも今はたゞ不潔なる娼家しやうかに過ぎぬ。
水 附渡船 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
幻花子げんくわし佛骨子ぶつこつしともに、松下しやうか南面なんめん左端さたんからすゝみ。望蜀生ぼうしよくせいとは右端うたんからすゝみ、中央ちうわう東皐とうくわう文海ぶんかい初陣うゐぢんまかせた。たちまちのうちあな連續れんぞくして、大穴おほあなひらいた。
薔薇ばらも咲き、紫陽花しやうかも咲き、嘈々さうさうたる川の音絶えざれば、風さへいと涼けきに、人々も我も居心地こよなく好しと喜び合ひはすれど、しかも我が胸の何処かになほかくれたる一の心ありて、念々として
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
頌歌しやうかあふるゝ微妙いみじさと
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)