“しつじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
執事100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
執事しつじの勝見伍策というのが出迎えましたが、直ちに私の兄で、赤耀館の当主であった丈太郎に取次ぎましたが、兄は舌打したうちをして顔の色さえ変えました。
赤耀館事件の真相 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そして、その中に眼を光らせていたのは、なんと高梨家の執事しつじと称する、白髪白髯はくはつはくぜんの怪老人ではなかったか。
人間豹 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
与次郎が寺のことはいちばんよく知っていて、いちばんよく働くから、貫主も一目も二目も置くことがあります。与次郎老人が一月寺の実際上の執事しつじでありました。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)