“しぎょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
執行44.4%
始業22.2%
史業11.1%
斯業11.1%
紫暁11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さっそく疑問の書状は、坂本から中堂の執行しぎょうへとどけられ、執行自身が大塔へ伺って、法親王のお手許へささげた。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
始業しぎょうのサイレンの音——更に遠くに聞える。
新学期行進曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
生前、多くは、史業しぎょうのため、かれは江戸の史館や私邸にいたが、光圀が国許にいるあいだは、卜幽もよく水戸にいた。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そうなれば斯業しぎょう経営についての犬馬の労は云うまでもなく、自分はこの肉躰にくたいも精神もあげて貴女のために忠誠をつくすでありましょう
陽気な客 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
その床の間の両側へみな、向いあって、すわっていた。上座じょうざは師匠の紫暁しぎょうで、次が中洲の大将、それから小川の旦那と順を追って右が殿方、左が婦人方とわかれている。
老年 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)