“しかれ”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかれども机上きしやう編筆へんひつせはししば/\稿かうだつするの期約きやくうしなひしゆゑ、近日このごろつとめて老人が稿本かうほん残冊ざんさつていし、もつて其乞そのこひさづく。
俳道の達士桃青翁を除くのほか、玄奥なる宗教の趣味を知りたる者あらず、是あるは恐らく馬琴なるべし、しかれども桃青と馬琴とは其方向を異にして仏教の玄奥に入れり
つづみをうちならし乱舞に興ずる陣所もあり。しかれば一生涯を送るとも、かつて退屈の気あるべからず
小田原陣 (新字新仮名) / 菊池寛(著)