“しから”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
45.5%
27.3%
9.1%
叱咤9.1%
9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この兄貴らしい心もちは、勿論一部は菊池の学殖がしからしめる所にも相違ない。彼のカルテュアは多方面で、しかもそれ/″\に理解が行き届いている。
西洋諸国たえて鄙野ひやの教門なし。ここをもって人の好むところにまかするもまた可ならん。かつ人々しき高く、学ひろし。あに木石虫獣を拝する者あらんや。わが邦はすなわちしからず。
教門論疑問 (新字新仮名) / 柏原孝章(著)
孔子曰く、君子もとより窮す。小人窮すればすなわちぬす(窃)む。子貢、色をす。孔子曰く、よ、なんじ、予を以て多く学びて識れるひととなすか。曰く、しかり、しからざるか。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
孔子曰く、しからず、予いつ以ておこな(行)う。(『孔子全集』、一九五四)
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
「エッお梅さんが⁈」と村長は眼を開瞳みはった。そのはずで、梅子はほとんど富岡老人に従来これまで一言ひとことたりとも叱咤しかられたことはない。
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
子曰く、しからざるかな、弗ざるかな。君子は世をおわるも名の称せられざるをむ。吾が道行なわれず。われ何を以てか自らを後世にあらわさん、と。すなわち史記に因りて春秋を作る。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)