“さんけいどう”の漢字の書き方と例文
語句割合
参詣道100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なにとぞご利益をもってあわれなる二十六歳の女の子宮癌を救いたまえと、あらぬことを口走りながらお百度をんだ帰り、参詣道さんけいどうきゅうのもぐさを買って来るのだった。
競馬 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
その夜は雛妓おしゃくは、貰われるお座敷があって、わたくしたちより先へ帰った。夏のことなので、障子を開けひろげた窓により、わたくしは中之島が池畔へ続いている参詣道さんけいどうに気をつけていた。
雛妓 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)