“さしみぼうちょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
刺身庖丁100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「主人に地蔵様を抱かせたり、刺身庖丁さしみぼうちょうで首を刺したり、そんな悪い人間が、私たちといっしょに暮しているとは思われません」
目のうえで刺身庖丁さしみぼうちょうを振り廻されているところを、将校も母親も駈けつけて行って、やっと取り押えた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
菜切庖丁なっきりぼうちょう刺身庖丁さしみぼうちょうウ、向ウへ向ウへとウ、十一二度、十二三度、裏を返しまして、黒い色のウ細い砥ウもちイましてエ、やわらこう、すいと一二度ウ、二三度ウ、なでるウ撫るウばかりイ
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
主人山三郎さんざぶろうは、裏庭のがけ下に、石の地蔵様を抱いたまま転げ落ちて、そのうえ、刺身庖丁さしみぼうちょうで首筋を深々と刺され、さらに、しまの前掛で顔を包んで、真田紐さなだひもでその上を、耳から眼