“さきまわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
先廻100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
休息の地のないままに一夜泥濘でいねいの中を歩き通したのち、翌朝ようやく丘陵地に辿たどりついたとたんに、先廻さきまわりして待伏せていた敵の主力の襲撃にった。人馬入乱れての搏兵はくへい戦である。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
話し相手の言おうとしていることを、みな先廻さきまわりして言ってしまうようなところがあった。
暗黒星 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)