“さきしま”の漢字の書き方と例文
語句割合
先島100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかも自分の知る限りでは、先島さきしま諸島にもココ椰子の結実する土地はないのだから、いわば漂着の数が北の隣より多かったということなのである。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
宮良みやなが君の『南島採訪語彙稿』を見ると、沖縄諸島にはクラ以下の前に掲げた三種のほかに、なお先島さきしまの方面には少なくとも三通りの方言が注意せられている。
現在の地方名はシシタマというのが最も弘く、先島さきしま方面にはシダマ・スダマ、また時としてはチダマという例もあるのを見ると、かつては今一段とツス・ツシタマと近かったのかもしれぬ。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)