“さいころ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:サイコロ
語句割合
骰子80.0%
骸子12.0%
賽転4.0%
4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
賭博の興味は、その氣まぐれな運をひいて、偶然の骰子さいころをふることから、必然の決定されてる結果を、虚數の上に賭け試みることの冒險にある。
宿命 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
骸子さいころをふる場合に、自分の出したい目を念じてふると、その目が出るという一種の信仰は、日本でも昔からあったが、アメリカでも同様なことが考えられているらしい。
だからうスッカリ日本の賽転さいころで狐だの長半などをやって居るワ(大)けどが博奕打にしては衣服みなりが変だよ博多の帯に羽織などは—(谷)ナアニ支那人の博奕宿へ入込む連中には黒い高帽を
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
エ君賽転さいころの類でも有るか(谷)馬鹿を
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
その代にさいころを出し「これを覚えなくつちやあいけねえ」といひ、しやがみて善太の持ち居る手遊の竹笊たけざるに入れて伏せ「勝負」と声をかけ「二六の長よ」といひて笊を取る。