“こりつむえん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
孤立無援85.7%
孤立無縁14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は、爆発点に達しようとする憤懣ふんまんをおさえるのに、骨を折った、孤立無援こりつむえんの彼は……。
英本土上陸戦の前夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
まえには、人穴城の強敵あり、うしろには徳川家とくがわけの大軍あり、あまたけは、いまやまったく孤立無援こりつむえんの死地におちた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
気まぐれな小鬼こおにめがわしの生命中に巣をっているようだ。わしの気質は自分の自由にならないのだ。わしは孤立無縁こりつむえん霊魂れいこんだ。人とやわらぐことのできない粗野そやな性格だ。わしはわしをのろう。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)