“こけおど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
白痴脅44.4%
虚仮威22.2%
虚仮脅22.2%
白痴嚇11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白痴脅こけおどしを抜いて来たの、わらわれたくらいでは気が済まずに、この上痛い目を見せてもらいたいとか? あははははは」
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
うも横文字って奴は虚仮威こけおどしでいけません
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
「よく判りました、奥様。何の、たかが虚仮脅こけおどかしの化物ごっこぐらい、口幅ったいことを申すようで恐れ入りますが、この利助の黒い眼でにらめば、一と縮みでございましょう」
勿論僕の目的は、文献学上の高等批判をしようとしたのではありません。この事件の発端とそっくりで、実に物々しく白痴嚇こけおどし的な、三たび魔女のウイズ・ヘキッツ・バン……以下を貴方の口から吐かせようとしたからです。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)