“こうざんきょうすい”の漢字の書き方と例文
語句割合
甲山峡水100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
信玄に死なれて、一時に気を落とし、甲山峡水こうざんきょうすいの勇猛も、すっかり旌旗せいきの色がせたようだ——といわれただけでも、信玄の存在はやはり大きかった。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
甲山峡水こうざんきょうすいの地勢がおのずから中央に遠く、海外の影響に敏感でなく、また将士も、山国特有な頑固と自負に強く、ひそかにでも他を学び、己れの短を怖れる気風に乏しかった所以ゆえんもある。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)