“けんけんごうごう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
喧々囂々96.4%
喧喧囂囂3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
問題は紛糾ふんきゅうした。相互の感情と利害は妥協の余地が見出せないように相反している。上甲板は、喧々囂々けんけんごうごうとした。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
喧々囂々けんけんごうごうとして湯気とともに立ちあがる甲高い声々……その間を世辞湯せじゆのやりとり、足を拭く曲線美きょくせんび——与吉がいい気もちにあごを湯にひたしてヤニさがっていると
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
梶はヨーロッパが左右両翼に分れて喧喧囂囂けんけんごうごうとしている中を無雑作にシベリアを突っ走り、日本へ帰るとすぐ東北地方へ引き込んだ。
厨房日記 (新字新仮名) / 横光利一(著)