“くみがしら”の漢字の書き方と例文
語句割合
組頭100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「厳秘第一、こっそりお組頭くみがしらに耳打ちしてな、足軽詰め所へ参らば水くぐりの達人がおるに相違ない。密々に旨を含めて、五、六人同道せい」
背広の男は組頭くみがしらとも見える女給を呼んでお千代を引合せると、その女給はまず酒場のうしろの三畳ばかりの室にお千代を案内して羽織や肩掛をぬがせ
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「ナニ紋太夫が参ったと。彼は元来鉄砲組の組頭くみがしらをしていた軽輩じゃ。それを左膳に取り入って今の身分になった筈じゃ。副使などとは片腹痛い!」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)