“くずもの”の漢字の書き方と例文
語句割合
屑物100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この点を注意しないで、ぞんざいに扱うと、いかにも屑物くずものの寄せ集めみたいになってしまう。
鍋料理の話 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
わたしの想像では、やはりありあわせの屑物くずものを利用したということで、さいしょはただ臨時の小屋、または貧しい人たちの住居すまいだけに、こういう屋根を葺いていたものとおもう。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
むしろの上には、屑物くずものが雑然と残った。
蕎麦の花の頃 (新字新仮名) / 李孝石(著)
なべ料理の材料の盛り方ひとつでも、心掛け次第で、屑物くずものの寄せ集めに見えたり、見る目に快感を与え、美術品に類する美しいものに見えたりする。そういう区別が生ずるのである。
鍋料理の話 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)