“くうざん”の漢字の書き方と例文
語句割合
空山100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
予等は梅花の一瓣にも、つるおもひ、初月しよげつを想ひ、空山くうざんを想ひ、野水やすゐを想ひ、断角だんかくを想ひ、書燈を想ひ、脩竹しうちくを想ひ、清霜せいさうを想ひ、羅浮らふを想ひ、仙妃せんぴを想ひ、林処士りんしよしの風流を想はざるあたはず。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
前後は杉の木立で、足下では沢の水が淙々そうそうと鳴って、空山くうざんの間に響きます。
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)