“ぎよしよく”の漢字の書き方と例文
語句割合
漁色100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この男——丁子屋善兵衞に取つては、出世と漁色ぎよしよくに忙しくて、非凡のお小夜も、たま/\よく出來た、玩具おもちやの人形に過ぎなかつたのでせう。
その中を、海底の藻草のやうによれ/\と聲もなくうろついてゐる幾千の漁色ぎよしよく亡者。
天国の記録 (旧字旧仮名) / 下村千秋(著)
この浪費と漁色ぎよしよくを大した惡いことと思はないばかりか、當り前のことのやうにヌケヌケと話してゐる通人の生活が、決して愉快なものではないにしても、十手を持つた平次が