“ぎょうじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
行状53.8%
鄴城38.5%
行場7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
顔はたびたび云う通りはなはだ妙だが、行状ぎょうじょうに至ってはすこぶる気高いものであった。余はそのついにこの犬に逢う機会を得なかった。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
うんにゃ、そんなことアべつにしても、この陳達ちんたつには自信がある。生れ故郷の鄴城ぎょうじょうでは、長鎗ながやり跳澗虎ちょうかんこといわれたおれだ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
犬鳴山の行場ぎょうじょうへ籠ったのは翌年の三月一じつのことであるが、その山へこもるようになったのは前年の十月に霊夢を感じて仙術の修練に志したがためであった。犬鳴山では毎日滝にうたれて荒行あらぎょうをした。
神仙河野久 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)