“きてんかん”の漢字の書き方と例文
語句割合
徽典館100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
徽典館きてんかんの少年たちが家路へ帰りがけに、猛然たる犬の吠え声に驚かされたのは、牢内にこの騒ぎが起ったのと前後しての時であります。
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
兵馬はそのくわしきを知るべく、わざと僧形を避けて徽典館きてんかんへ通う勤番の子弟に見えるような意匠を加えて、ひとり長禅寺を立ち出でました。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「さあ、お前が躑躅ヶ崎へ行くというなら、拙者も徽典館きてんかんへ行くことをやめて、お前と一緒に躑躅ヶ崎へ行く、案内してくれ」
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
御本丸から始めて天守台、櫓々、曲輪曲輪くるわくるわ、門々、御米蔵、役所、お目付小屋、徽典館きてんかん、御破損小屋、調練場の掃除や、武具の改めや何かが毎日手落ちなく取り行われます。
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
徽典館きてんかんの少年たちの一組は、こんなことを話し合いながら靄の中を歩いて行きました。
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
議論百出で、容易になんらの決定を見ませんでしたけれども、大体において、近いうち徽典館きてんかんの青少年らしい催しをして、大いに元気を揚げようじゃないか、ということに一致したのであります。
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)