“がいかく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
外郭40.0%
外廓36.0%
外殻12.0%
外客4.0%
概画4.0%
街角4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
球形の外郭がいかくには、たくさんの窓があいている、もちろん穴はあいていない。厚い透明体の板がこの窓にはまっている。
三十年後の世界 (新字新仮名) / 海野十三(著)
……かくてその日のれがたには外廓がいかくの諸塁がことごとく陥落し、まったくはだか城となった高天神をとり囲んで武田軍は包囲の陣をいた。
石ころ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
この外殻がいかくが、じつに問題であった。
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)
外客がいかくの、食堂を出たあとで、貴婦人は青年に尋ねたのである。会話の英語イングリッシュでないのを、すでに承知していたので、その方の素養のあることが知れる。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そして個々の釣りは、何々釣りの研究といふものが、今では盛んに発表されるから、それに就いて貰つて、ここでは以上釣りといふものの概画がいかくを書いて見るに止める。(昭和七年五月二十一日)
日本の釣技 (新字旧仮名) / 佐藤惣之助(著)
朝門街角がいかくともその数日は、挙げてよろこびの声に賑わった。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)