“かんたい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
款待39.0%
歓待22.0%
欵待10.2%
艦隊6.8%
桓魋5.1%
緩怠5.1%
寛怠3.4%
寒帶3.4%
環帯1.7%
冠帯1.7%
艦体1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
げろ呑みにして早く生きたいようにも見えまたやっぱりつかれてもいればこういう款待かんたいあたたかさをかんじてまだ止まっていたいようにも見えた。
十六日 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
呉子さんはこの辺の事情を、うすうす知ってはいたのであろうが、生れつきの善良なる心で、僕をいろいろと手厚く歓待かんたいしてくれたのだった。
振動魔 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それがどうでしょう。明智はたった一人の力でやってのけたではありませんか。伯父夫妻が凱旋がいせん将軍でも迎える様に欵待かんたいを尽したのは、ほんとうにもっともなことです。
黒手組 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
わたくし斷言だんげんする、わしごとたけく、獅子しゝごといさましき列國れつこく艦隊かんたい百千舳艫ひやくせんじくろならべてきたるとも、日章旗につしようきむかところおそらくば風靡ふうびせざるところはあるまいと。
孔子は流浪の途中、宋において司馬の桓魋かんたいに殺されようとした。その際
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
緩怠かんたいと云えば家中一統の緩怠で、河内介一人が責められるわれはない。
かく恐ろしき大暴風雨おおあらしに見舞いに来べき源太は見えぬか、まだ新しき出入りなりとて重々来ではかなわざる十兵衛見えぬか寛怠かんたいなり、ひとさえかほど気づかうにおのがせし塔気にかけぬか
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「こゝは寒帶かんたいだから炬燵こたつでもかなくつちやしのげない」とつた。小六ころく部屋へやになつた六でふは、たゝみこそ奇麗きれいでないが、みなみひがしいてゐて、家中うちぢゆう一番いちばんあたゝかい部屋へやなのである。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
宋江は環帯かんたいを解いた。そして腰の肌身へじかに、天書の三巻をくくって持つと、すぐ月の小道をけ出していた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、たもとの下から、環帯かんたいの腰の辺を、ぎゅっとつかんで離さない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一雲去れば一風生じ、征野に賊をはらい去れば、宮中の瑠璃殿裡るりでんり冠帯かんたい魔魅まみ金釵きんさいの百鬼は跳梁して、内外いよいよ多事の折から、一夜の黒風に霊帝は崩ぜられてしまった。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「一言にしていえば、つまりこの艦は、艦体かんたいを厚いゴムで包んだものと思えばよろしい」