“かわはぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
皮剥77.8%
蒼鬣魚22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
松平某の皮剥かわはぎ事件があったくらいですから、旧幕時代は追剥と辻斬りの本場といってもいいところだったのです。
小母おばさん、買ってくんねえ、小父的おじき買いねえな。千六本に、おなますに、皮剥かわはぎと一所に出来らあ。内が製造元だから安いんだぜ。大小でいしょうあらあ。でいが五銭で小が三銭だ。
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
これは蒼鬣魚かわはぎを見て、海底の砂漠の影を想ったようなくうなものではない。
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
時雨に真蒼なのは蒼鬣魚かわはぎの鰭である。
鏡花氏の文章 (新字新仮名) / 中島敦(著)
時雨に真青まっさおなのは蒼鬣魚かわはぎひれである。
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)