“からてんじく”の漢字の書き方と例文
語句割合
唐天竺100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
唐天竺からてんじくまで荒しまわっても、一代では五十万両の金をつかめねえ。……廈門アモイの居酒屋で問わず語らずの金三郎の身の上話。
顎十郎捕物帳:20 金鳳釵 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「これは驚いた、これほどの猛毒は、日本はもとより唐天竺からてんじくにも聞いたことがない。附子ぶしちんといったところで、これに比べると知れたものだ」
「へえへえこれは有難いことで」駕籠屋喜んで両手をこすり、「親分さんのお供なら、唐天竺からてんじくへでも参ります。さあさあどうぞお乗んなすって」
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)