“かはうそ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
72.7%
河獺18.2%
川獺9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また闇の夜などに、川や沼に大高浪押し来り、小胆の人は大蛇かと驚きましたが、かはうそが多く子を連れて、游ぎあるくのでござりました。
政治の破産者・田中正造 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
「その話を……蝙蝠がふくろふに話して、梟が河獺かはうそに話して、河獺がねこに話して、猫がさるに話して、猿が……そしてしまひに、わたしの耳にはいりましたから、わたしがその蝙蝠をつかまへたんです」
エミリアンの旅 (新字旧仮名) / 豊島与志雄(著)
大うその川獺かはうそだ。奧に樂々と晝寢をしてゐやあがつて、おれが幾度催促に來ても出て來なかつたぢやあねえか。
権三と助十 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)