“かたまち”の漢字の書き方と例文
語句割合
片町100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「確かにはわからねえが、その平公は何でも本郷片町かたまち辺の屋敷にいる奴だそうで……」
半七捕物帳:58 菊人形の昔 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
寒さがきびしくなり、朝な朝な霜のおりる頃に、おせんは仕事を届けにゆく道で思いがけない人に会った。天王町てんのうちょうから片町かたまちへはいるところに小さな橋がある。そこまで来ると横から名を呼ばれた。
柳橋物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「私一寸片町かたまちまでまいりたいのでございますが」
一寸法師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)