“かおなじみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
顔馴染92.9%
面馴染4.8%
顔馳染2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(アア、あれは春川月子はるかわつきこだ。やつれてはいるけれど、スクリーンで顔馴染かおなじみの春川に違いない。春川がこんな所に押込められているんだな)
妖虫 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
伊東や近藤とも相当面馴染かおなじみがあるらしいところを以て見ると、ただの鼠ではないが、新撰組や御陵士頭に属するほどの者でないことは、その言語挙動でわかりきっている。
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
さて、その翌朝、山麓の×駅に、相携えた二人の登山者は、かねて顔馳染かおなじみである案内者に迎えられた。
案内人風景 (新字新仮名) / 百瀬慎太郎黒部溯郎(著)