“かいんけん”の漢字の書き方と例文
語句割合
華陰県100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山波の影は遠く望まれるが、人里からはどの辺かよく見当もつかない彼方かなただ。ここに、華陰県かいんけんの山また山の奥、少華山しょうかざんとよぶ一峰がある。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここの山村は華陰県かいんけんの県ざかいで史家村しかそんとよばれている。戸数三、四百軒すべてが“”といううじだった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ところが、聞けば近ごろは華州かしゅう華陰県かいんけんの少華山にいるッてえはなしなんで、ひとつそこへ出向いて行き、仲間に誘ッて来てえもんだと思うのですが、どうでしょう先生
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
次の日、御車が華陰県かいんけんをすぐる頃に、後からときの声が迫った。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)