“おんようはかせ”の漢字の書き方と例文
語句割合
陰陽博士100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
慶滋保胤かものやすたね賀茂忠行かものただゆきの第二子として生れた。兄の保憲やすのりは累代の家の業をいで、陰陽博士おんようはかせ天文てんもん博士となり、賀茂うじそうとして、其系図に輝いている。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
播磨守泰親は陰陽博士おんようはかせ安倍晴明あべのせいめいが六代の孫で、天文亀卜きぼく算術のおさとして日本国に隠れのない名家である。その人の口からお前には怪異が憑いていると占われて、千枝松はいよいよ怖ろしくなった。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)