“おごそ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:オゴソ
語句割合
90.8%
5.9%
1.3%
0.7%
0.7%
0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
イエスと十二弟子たちと、語り終わって目を挙ぐればヘルモンの頂はひときわおごそかに夕陽ゆうひに映え、神の栄光をもって輝いていました。
御米およね廣島ひろしま福岡ふくをか東京とうきやうのこひとづゝ記憶きおくそこに、うごかしがたい運命うんめいおごそかな支配しはいみとめて、そのおごそかな支配しはいもとつ、幾月日いくつきひ自分じぶん
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
どこに神の宮らしきおごそかさがあるか。商人は参詣人より利をかすめ、祭司は商人の上前をはね、賽銭さいせんの上がり高の多きを喜んで神の家から神聖さを強盗している。綱紀弛緩、俗気紛々。
私は先づ其の室のおごそかな空気に圧せられた。私の心は石の様になつて了つて、固い冷たい手術台に載せられても、殆ど何等の感動を覚えなかつた。
世の中へ (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
おごそかに心を潜めて思う真心の価値は、其を表現する言葉の差で違うべきものではございますまい。
C先生への手紙 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)