“おおなかぐろ”の漢字の書き方と例文
語句割合
大中黒100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
行家は紺の錦の直垂に黒糸縅の鎧、二十四本の大中黒おおなかぐろの矢を背に、塗籠籐ぬりごめとうの弓を脇にはさみ、兜を同じく高紐にかけて控えた。法皇から平家追討の仰せが下った。
太刀は怒物いかもの作り、それに重籐しげとうの弓、大中黒おおなかぐろの矢、替え馬にのった家来一人、下郎にも楯を持たせた。わが家にも火を放って焼き払わせると、競は三井寺へ夜道を疾駆した。