“おうみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
近江97.2%
淡海1.9%
相覧0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで手まえのあつかいますのは、近江おうみ琵琶湖びわこ竹生島ちくぶしまに、千年あまりつたわりました、希代きたいふしぎな火焔独楽かえんごま——はい、火焔独楽!
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おきて 青によし 平山ならやま越えて いかさまに 思ほしけめか あまさかる ひなにはあれど 石走いわばしる 淡海おうみの国の ささなみの 大津の宮に 天の下 知ろしめしけむ すめろぎの 神のみことの 大宮は ここと聞けども 大殿は ここといえども かすみ立つ 春日はるひかきれる 夏草香なつくさか しげくなりぬる ももしきの大宮処おおみやどころ 見ればかなしも。
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)
この竹取の絵は巨勢こせ相覧おうみの筆で、ことば書きは貫之つらゆきがしている。紙屋紙かんやがみ唐錦からにしきの縁が付けられてあって、赤紫の表紙、紫檀したんの軸で穏健な体裁である。
源氏物語:17 絵合 (新字新仮名) / 紫式部(著)