“おうき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
嘔気14.3%
汪淇14.3%
王基14.3%
王気14.3%
王貴14.3%
王騏14.3%
14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
呉一郎が悪夢を見たりという事実と、覚醒後の頭痛、眩暈げんうん、悪寒、口臭、嘔気おうき等を感じたる事実等を綜合して、麻酔剤の使用を疑われたる事は一面の理由あるものの如し。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
一、汪淇おうき模写山水一巻(模写)
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
安平の太守王基おうきがそんな噂を聞きましてね、その妻子に病人の多いのを卜わせ、その禍いを除いたこともあり、また館陶かんとうの令、諸葛原しょかつげんはわざわざ彼を招いて、衆臣とともに
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おおいに驚いて曰く、不可なり、汝が父のこうつねに言えり王気おうき燕に在りと、それ王者は死せず、燕王は汝のとりこにするところにあらざるなり、燕王にそむいて家を滅することなかれと。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
宗垣そうえん陳性善ちんせいぜん彭与明ほうよめいは死し、何福はのがれ走り、陳暉ちんき平安へいあん馬溥ばふ徐真じょしん孫晟そんせい王貴おうき等、皆とらえらる。平安のとりことなるや、燕の軍中歓呼して地を動かす。曰く、吾等われらこれより安きをんと。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
しん身に十余そうこうむり、自ら馬上にくびはぬ。あんいよいよせまりて、燕王に北坂ほくはんう。安のほこほとんど王に及ぶ。燕の番騎指揮ばんきしき王騏おうき、馬を躍らせて突入し、王わずかに脱するを得たり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
のっそり近寄っていったのを知ってか知らずか、老神官はおうきの面のような顔に、灰汁ぬけした怒気を漲らしながら、なおけたたましく鳥刺しをきめつけました。