“えりすじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
襟筋70.0%
頸筋20.0%
領筋10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
乱数盤が、かたりと床に落ちると、数十本の乱片がそこらにみだれ散った。烈しい呼吸が、私の襟筋えりすじをかすめた。私は背筋を硬くして、じっと暗号書を見つめていた。
桜島 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
脱ぐとうすものの襟が、肉置ししおきのほどの頸筋えりすじかかって、すっと留まったのを、貴婦人の手が下へ押下げると、見る目にはいじらしゅう、引剥ひっぱぐように思われて、裏を返して、はらりと落ちて
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
涙がほおから領筋えりすじへ伝わっている。
みれん (新字新仮名) / アルツール・シュニッツレル(著)