“うとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
善知鳥41.7%
烏頭16.7%
禹湯16.7%
宇東8.3%
8.3%
浮島8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二ではうたいの「善知鳥うとう」など、三では「阿漕あこぎ」、「鵜飼うがひ」などその適例てきれいである。幽靈ゆうれいがいして全體ぜんたい性質せいしつ陰氣いんきで、すごいものである。相貌さうぼうなども人間にんげん大差たいさはない。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
衝突現場げんじょう附近の烏頭うとう外科医院に入院していた乳搾ちちしぼり少年、山口猿夫は左脚に巨大な石膏型ギプスをはめたまま意識を回復していた。枕頭まくらもとには妹田農場の牧場主任と園芸主任が突立ってヒソヒソ話をしていた。
衝突心理 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
……はてのう。媼が聞いている世評とは、たいそう違いすぎまする。劉玄徳さまこそ、漢の景帝が玄孫におわし、尭舜ぎょうしゅんの風を学び、禹湯うとうの徳を抱くお方。身を屈して貴をまねき、己を粗にして人を
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
来合わせたタキシーを拾って神奈川県庁前の東都日報支局に横付けて、中学時代の同窓であった同支局主任の宇東うとう三五郎をタタキ起して、程近い鶏肉屋とりやの二階に上った。
少女地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
汝真理の神を拝しその命令に従わんと勤むるものが如何いかでか餓死し得べけんや、ダビデうとうていわく
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
が、内々で、浮島うとうをかなで読むお爺さん——浮島爺うきしまじいさんという渾名あだなのあることも、また主人が附加えた。
半島一奇抄 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)