“いわつつじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
岩躑躅100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
池がことに自然にできていて、近い植え込みの所には、五葉ごよう、紅梅、桜、ふじ山吹やまぶき岩躑躅いわつつじなどを主にして、その中に秋の草木がむらむらに混ぜてある。
源氏物語:21 乙女 (新字新仮名) / 紫式部(著)
と、岩躑躅いわつつじの一杯に咲き乱れた、そこの岩陰を曲った途端に、——もうそこは、山のふもとになっていたのです。
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)
いつか私が岩躑躅いわつつじを折りながら降りて来て、突然子牛のようなペリッにえられた、あの周防山すおうやまに並んだ樹木のこんもり生えた、山道へ分け入っていったのです。
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)