“いすく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
居竦42.2%
射竦26.7%
居縮17.8%
居窘4.4%
射屈2.2%
射辣2.2%
居疎2.2%
居辣2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
奥さんはそこに居竦いすくまったように、私の顔を見て黙っていました。その時私は突然奥さんの前へ手を突いて頭を下げました。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
耳を澄せば近いようでもあり、遠いようでもあり、鳥か獣かそれすらも分らぬ。私は其声に射竦いすくめられて、三十分余りも樹の枝にしがみ付いていた。
鹿の印象 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
城中に居縮いすくんでばかり居ては軍気は日々に衰えるばかりなゆえに、北条方にさる者有りと聞えた北条氏房が広沢重信をして夜討を掛けさせた時と
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
小松原も居窘いすくまって、せわしく息をするばかり。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
この馬鹿野郎! と母の視線は広子を射屈いすくめた。
父が生んだ赤ん坊 (新字旧仮名) / 原民喜(著)
野次馬と源吉の目に射辣いすくめられていたお吉は、この時ようやく声を掛けました。
居疎いすくんだのは二人の若い男女、男の方は三十前後の町人風で、女の方は十八、九の旅姿の娘、これは非凡の美しさですが、何処か怪我をした様子で、身動きもならず崩折れましたが
銭形平次捕物控:239 群盗 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
それを胸に抱いて、ひた走りに跳んだ女の姿を見つつも、八弥は再び樹を楯にして、居辣いすくまなければ危険だった。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)