“あらかじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:アラカジ
語句割合
87.1%
8.9%
3.1%
0.4%
0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は最初からこの程度以上に、沖縄の言語研究には干渉せぬ考えであったが、ただ一つだけあらかじめ答えて置くべき小問題が残っている。
りたけとほはなれて、むかがはをおとほんなさい。なんならあらかじ用心ようじんで、ちやううして人通ひとゞほりはなし——かまはず駈出かけだしたらいでせう……
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
鷲王しゅうおう龍王りゅうおうとのあいたたかうが如き凄惨狠毒せいさんこんどくの光景を生ぜんことを想察してあらかじめ之を防遏ぼうあつせんとせるか、今皆確知するあたわざるなり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
この様な色々な差異が次第に成長して何時か完全な一つのものとなるの日が来るといふ確信を私が抱いてゐる者であるといふことをあらかじめ含んで置いて頂きたい。
婦人解放の悲劇 (新字旧仮名) / エマ・ゴールドマン(著)
しかれどもはたしてこれを仕遂ぐるや否やはあらかじるべからず、かつただこれを言論の上に発せんか、利弊いまだ知るべからず、しかれどもこれを実行の途に置くときはいかなる効果を生ずべきか
近時政論考 (新字新仮名) / 陸羯南(著)