“あさて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
浅照25.0%
淺手25.0%
麻布25.0%
麻手25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まじまじと眺めて蜜柑むきゐたり硝子戸越しの鰯子の浅照あさて
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
聞共一かう言舌ごんぜつわかかね宿やども知れざれば其儘そのまゝ手當てあてをさせおき瀬川せがは口書くちがきを取て檢使けんしは立歸りみぎおもむき申立しに大岡殿おほをかどのにげたる手負ておひ深手ふかで淺手あさてかとたづねらるれば二のうでふかかほきずすこしならんと瀬川申候といふ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「庭に立つ」は、庭に植えたという意。「麻手」は麻のことで、巻十四(三四五四)に、「庭に麻布あさて小ぶすま」の例がある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
には麻手あさてかりししきしぬ東女あづまをみなわすれたまふな 〔巻四・五二一〕 常陸娘子
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)