“あいたいじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
相対峙100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが、大軍と大軍は、相対峙あいたいじしたままで、一ヵ月余も、兵を交えずに、そのまま、別れてしまったのである。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
みずからその場に居合わして、彼は相対峙あいたいじせる二人を見たのである。だが、不幸な人、本当に恐ろしく不幸な人と感じられるのは、ひとり兄ドミトリイだけであった。
両々相対峙あいたいじして譲らず、一時はこのために会が決裂するかとも思われたが、その時、座長の近衛篤麿公が、やおら立ち上って、支那の革命を主張せられる御意見も、また
惜別 (新字新仮名) / 太宰治(著)