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『柿』
ふりがな文庫
『
柿
(
かき
)
』
私の村は「柿の木の村」でした。家といふ家のまはりには、大きな小さな柿の木が、立ち並んでゐました。 夏は、村ぢゆうが深い青葉につゝまれ、秋はあざやかな紅葉に染りました。紅葉がちつてうつくしく色づいた実が、玉をつづつてゐるのを見るのは、どんなに …
著者
土田耕平
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約5分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
染
(
そま
)
紅葉
(
こうえふ
)
御膳
(
おぜん
)
紅葉
(
もみぢ
)
云
(
い
)
尖
(
とが
)
山浦
(
やまうら
)
柿
(
かき
)
猿
(
さる
)
私
(
わたし
)
箸
(
はし
)
裾野
(
すその
)
題名が同じ作品
柿
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)